14日の欧州外国為替市場でスイスフラン円は乱高下。スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は市場予想通り、政策金利の1.75%据え置きを発表。声明で「インフレが中期的に物価安定と一致する範囲内にとどまるように、必要に応じて金融政策を調整する」などとしたが、前回までの「さらなる引き締めが行われる可能性は排除できない」との文言は削除された。直後は163.10円台まで上昇後に162.18円まで反落したほか、その後も163.10円台まで上昇後に162.20円台まで反落するなど、荒れた展開となった。
ドル円は弱含み。20時時点では141.56円と17時時点(142.01円)と比べて45銭程度のドル安水準だった。17時前後に142円台を回復するも一時的となり、その後はじりじりと下値を切り下げて141.40円前後まで下値を広げた。
ユーロドルは小高い。20時時点では1.0913ドルと17時時点(1.0881ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ高水準だった。17時過ぎに1.0880ドル前後まで下押し後にじり高で推移すると、1.0917ドルまで上昇してわずかに本日高値を更新した。この後に欧州中銀(ECB)理事会を控えており、市場の関心が集まっている。
ユーロ円は方向感定まらず。20時時点では154.49円と17時時点(154.52円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。18時過ぎに154.90円付近まで値を上げるも、その後154.10円台まで反落。その後は154円台半ばでもみ合うなど、ECB理事会を前に方向感が定まらなかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.97円 - 142.90円
ユーロドル:1.0874ドル - 1.0917ドル
ユーロ円:153.87円 - 155.55円
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