東京市場は軟調か。米国株は上昇。ダウ平均は158ドル高の37248ドルで取引を終え、連日で史上最高値を更新した。長期金利の低下基調が継続しており、10年債利回りは4%を割り込んだ。早期の利下げ期待が高まる中、楽観ムードの強い地合いが続いた。ドル円は足元141円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて85円高の32605円、ドル建てが155円高の32675円で取引を終えた。
米国株は強い動きが続いているが、一段の米長期金利低下を受けて円高基調が続いており、日本株には買いが入りづらいと予想する。来週前半(18日~19日)には日銀金融政策決定会合が控えており、為替はもうしばらく荒い動きが続きそう。ドル円の動きはマイルドにはなっており、きのうに比べると下押し圧力は和らぐとみる。ただ、きのう米国株の大幅高を好感できずに大きく下げたことから、週末を前にしてはリスク回避姿勢が強まりやすい。動きが良くなれば売りが出てきて、マイナス圏で推移する時間が長くなると予想する。日経平均の予想レンジは32400円-32800円。
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