シカゴ連銀総裁 FRBはインフレから労働市場に焦点を移し始める必要も 3月利下げの可能性排除せず
シカゴ連銀のグールズビー総裁は先週末、CBSに続いてWSJのインタビューにも応じた。
グールズビー総裁は、FRBはインフレから労働市場に焦点を移し始める必要があるかもしれないとコメント。歴史的に見て失業率は上昇し始めると、徐々に上昇するのではなく急速に上昇する傾向がある。インフレがFRB目標の2%に低下していることから、失業率上昇のリスクをより意識することが適切である可能性がある。
また、グールズビー総裁は来年3月の会合で利下げする可能性を排除しなかったとWSJは報じている。
グールズビー総裁は、いいニュースが途絶え、FRBの目標達成に向けた軌道に乗っていないようであれば利上げの用意をしておくべきだ。しかし、インフレが予想以上に下がっているのであれば現在の金利水準が適切なのか、緩和すべきなのかを議論する用意が必要だ。来年の金利は現在よりも低くなるが、大幅に下がることはないと予想していると語った。
みんかぶ(FX)