【本日の見通し】日銀金融政策決定会合次第
昨日、今日の開催される日銀金融政策決定会合の結果及び植田日銀総裁の会見待ち。
7日の参院財政金融委員会で植田日銀総裁が「年末から来年にかけて一段とチャレンジング」と発言したことで、一時強まった本会合でのマイナス金利解除の期待は、その後の関係者発言による「急ぐ必要ほとんどない」発言もあり、ほぼなくなっている。注目は今後の早期解除に向けた地ならしがあるかどうか。
海外勢を中心に地ならし期待が強い一方、本邦勢は3月もしくは4月の解除に向けて示唆があるとしても次回1月の会合という見方が強く、見方が分かれている。直前に現状維持期待が広がっており、円売りがやや優勢となっているが、結果次第の面が強い。
ドル円は結果次第で144円台トライも、142円割れもともにありうるだけに、結果をきちんと見極めたいところ。年内最後の大きなイベントとなる可能性がある。
ユーロドルは1.0920前後での推移。ややドル売り基調となっているが、1.10超えでのユーロ買いには慎重姿勢が見られるだけに、1.09後半あたりが重くなりそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅
みんかぶ(FX)