19日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では142.54円とニューヨーク市場の終値(142.78円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。9時過ぎからやや売りが強まり、一時142.25円まで下押し。本日の日銀金融政策決定会合に新藤経済再生担当相が出席すると伝わり、日銀の政策修正への思惑から円買いを誘った面もあるようだ。もっとも、その後は仲値に向けて142.60円台まで下げ渋った。
なお、経済再生担当相が日銀会合に主席するのは2020年4月以来となる。
ユーロ円も弱含み。10時時点では155.66円とニューヨーク市場の終値(155.97円)と比べて31銭程度のユーロ安水準だった。全般に円買いが進んだ流れに沿って155.39円まで値を下げたが、その後はドル円と同様に買い戻しが入った。
豪ドル米ドルは小高い。12月分の豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨では「インフレは低下し続けたが、依然として高い」「0.25%の利上げと据え置きを協議し、据え置きで決定した」「さらなる金融政策の引き締めが必要かどうかは今後のデータ次第」などが明らかになった。議事要旨の公表後には0.6717米ドルまでやや値を上げた。
ユーロドルは10時時点では1.0921ドルとニューヨーク市場の終値(1.0924ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。1.0920ドルを挟んだ小動きが継続した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.25円 - 142.85円
ユーロドル:1.0917ドル - 1.0925ドル
ユーロ円:155.39円 - 156.05円
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