【本日の見通し】クリスマスを前に落ち着いた動きへ
昨日のドル円は日銀会合及び植田日銀総裁会見を受けて142円台から145円に迫るところまで一時円安が進んだ。上値からはいったん調整が入り、143円50銭前後を付けた。ユーロドルが1.09台後半を付けるなど、米債利回りの低下などを背景にドル円を除くとドル売りが優勢となっており、ドル円も高値トライ一服後はドル売りに押された。
この後は週末のクリスマスを前に落ち着いた動きが見込まれる。例年クリスマスシーズンは1年で最も取引量が少なくなる時期であり。静かな動きが見込まれる。ドル円は145円を付けきれずに落ちてきたことで、上値に一服感。昨日の日銀会合での緩和姿勢の維持を受けての円売りも一服と、上下ともに動きにくい状況。
ドル円は143円でのレンジ取引が中心となりそう。
ユーロドルはドル安を材料に1.09台後半まで上昇。1.10台でのユーロ買いに慎重姿勢が見られると、上値トライも抑えられ、レンジ取引となりそう。
ユーロ円は日銀会合と総裁会見を受けて155円台から158円台半ば超えまで上昇。対ドルでのユーロ買いもあり、ドル円に比べると高値圏推移。この後はドル主導の展開が見込まれ、動き自体は落ち着いたものとなりそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅
みんかぶ(FX)