20日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では143.84円とニューヨーク市場の終値(143.84円)とほぼ同水準だった。日銀の早期政策修正観測が後退したことを受けて、新発10年物国債利回りが8月9日以来およそ4カ月ぶりの低水準となる0.575%まで低下。本邦長期金利の低下を手掛かりにした円売りが先行し、一時144.10円まで値を上げた。もっとも、仲値に向けては伸び悩む動きとなり、10時過ぎには143.72円まで押し戻された。
ユーロ円も上値が重い。10時時点では157.84円とニューヨーク市場の終値(157.95円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。9時過ぎには158.12円まで上昇する場面があったが、その後はドル円と同様に頭が重くなり、157.74円まで失速した。
ユーロドルは小安い。10時時点では1.0973ドルとニューヨーク市場の終値(1.0981ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。昨日高値の1.0987ドル手前で上値の重さを確認すると、1.0972ドルまでやや売りに押された。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.72円 - 144.10円
ユーロドル:1.0972ドル - 1.0985ドル
ユーロ円:157.74円 - 158.12円
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