22日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が抑えられる。17時時点では142.22円と15時時点(142.40円)と比べて18銭程度のドル安水準だった。3.90%台まで一時上昇した時間外の米10年債利回りが3.88%台まで低下したことで、ドル円の上値は抑えられた。また、ユーロドルが1.10ドル台を回復したこともドル円の重し。
ユーロドルは下げ渋り。17時時点では1.1000ドルと15時時点(1.0997ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロポンドの売りに連れて1.0994ドルとわずかに下値を広げる場面もあったが下げ渋った。下げと同様にユーロポンドの下値トライが失敗したことや、フランスの11月卸売物価指数(PPI)が前月比で2.4%増となったことで、欧州債利回りが上昇していることもユーロドルの下値を支えた。
なお、英経済指標は11月の小売売上高が自動車燃料含む結果と、除く結果がともに予想比を上振れるとポンド買いが先行し、対ドルで1.2714ドル、対ユーロで0.8650ポンドまでポンドが買われた。しかし、7-9月期の国内総生産(GDP)・改定値が下方修正されたこともあり、ポンド買いの勢いはすぐに弱まった。
ユーロ円はもみ合い。17時時点では156.40円と15時時点(156.54円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。156円半ばを中心に方向感がなくもみ合い。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.87円 - 142.56円
ユーロドル:1.0994ドル - 1.1013ドル
ユーロ円:156.14円 - 156.74円
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