(26日終値)
ドル・円相場:1ドル=142.40円(前営業日比△0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.24円(△0.51円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1042ドル(△0.0034ドル)
ダウ工業株30種平均:37545.33ドル(△159.36ドル)
ナスダック総合株価指数:15074.57(△81.60)
10年物米国債利回り:3.89%(横ばい)
WTI原油先物2月限:1バレル=75.57ドル(△2.01ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2069.8ドル(△0.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月米住宅価格指数(前月比) 0.3% 0.7%・改
10月米ケース・シラー住宅価格指数
前年比 4.9% 3.9%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロ円は続伸。連休明けの米国株相場が上昇すると、投資家のリスク選好意欲が高まり円売り・ユーロ買いが優勢となった。5時前に一時157.37円と日通し高値を更新した。
ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時181.30円、豪ドル円は97.24円、NZドル円は90.21円、カナダドル円は108.01円、スイスフラン円は167.00円まで値を上げた。
・ユーロドルは3日続伸。10月米住宅価格指数や同月米ケース・シラー住宅価格指数が予想を下回ったことでユーロ買い・ドル売りが先行。ユーロ円の上昇につれた買いも入り、一時1.1045ドルと日通し高値を更新した。
ただ、クリスマスは過ぎたものの、欧州市場はボクシングデーで本日も休場。ニューヨーク勢も本格的な参入は明日以降となるため、閑散取引の中での動意に乏しい展開となった。今日一日の値幅は0.0036ドル程度と小さかった。
・ドル円は小幅ながら続伸。ユーロ円などクロス円の上昇につれた買いが入り一時142.63円と日通し高値を付けたものの、22日の高値142.66円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。米国のインフレ鈍化が鮮明になる中、米連邦準備理事会(FRB)が来年前半にも利下げに転じるとの観測が引き続き買いを促した。市場では「年末に伴う機関投資家のお化粧買いが入った」との声も聞かれた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、昨年1月以来の高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も昨年1月以来の高値を更新した。
・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。米国のインフレ鈍化が鮮明になる中、FRBが来年前半にも利下げに転じるとの観測が引き続き買いを促した。半面、米国株の上昇が相場の重しとなり、上値は重かった。
・原油先物相場は3日ぶりに大幅反発。紅海周辺では武装組織フーシ派による商船攻撃が繰り返されており、それに伴うエネルギー供給混乱への警戒感が相場の支えになっていた。また、イスラエル軍のシリア空爆でイラン革命防衛隊の上級軍事顧問が死亡し、イランは報復を示唆。中東の地政学リスクが更に高まったことも原油価格の上昇に繋がったもよう。
・金先物相場は小幅に3日続伸。序盤は利益確定売りで伸び悩むも、米金利先安観を背景とした下値の堅さは継続された。為替でドルが対ユーロで下落したことも、ドル建て金に割安感を生じさせて買いに繋がった。
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