アジア株 クリスマス休暇明け香港株は反発、ゲーム関連買い戻し 株価急落受け当局が慌てて規制を緩和
東京時間11:02現在
香港ハンセン指数 16441.57(+101.16 +0.62%)
中国上海総合指数 2893.01(-5.87 -0.20%)
台湾加権指数 17827.95(+76.22 +0.43%)
韓国総合株価指数 2601.20(-1.39 -0.05%)
豪ASX200指数 7577.00(+75.45 +1.01%)
アジア株はまちまち。
クリスマス連休明けの香港株は反発。先週末に大幅下落したゲーム関連を中心にハイテク株が買い戻されている。
ネットイースは10%高、前週末は規制強化を受け過去最大の下げを記録した。テンセントホールディングスも4.1%高と反発、前週末は2008年以来の大幅な下げとなっていた。そのほか、シャオミやアリババ、バイドゥも上昇している。
先週末、中国当局がオンラインゲームの規制強化を発表したが、その数日後に規制の調整と改善を検討すると発表した。規制強化を受け投資家心理がさらに悪化し、ゲーム関連株が急落したことを受け、当局は急きょ規制強化スタンスを緩和することにした。また、当局は中国国内のオンラインゲーム105本も承認した。そのほか、きのう中国本土で複数のゲーム関連企業が株価急落を受け自社株買い計画を発表したことも材料視されている。ただ、年末が近いことや中国景気減速懸念が重石となっており、香港株価指数は徐々に上げ幅を縮小している。
同じくクリスマス連休明けの豪州株は大幅上昇、昨年4月以来の高値をつけている。きのうの米株高や原油価格の上昇を好感して、素材やエネルギー関連を中心に幅広い銘柄が買われている。BHPグループは1.7%高、リオティントは1.1%高。
上海株は軟調、1年半ぶり安値圏で推移している。きょう発表された中国11月の工業企業利益は前年比+29.5%と前回の+2.7%から大幅増加し、2021年5月以来となる高い伸びを記録した。ただ、反応は特に見られない。投資家心理は冷え切っている。
みんかぶ(FX)