アジア株 香港株は大幅反発、先週末の大幅下落を受け当局が慌てて規制を緩和 上海株はプラス転換も上値重い
東京時間14:07現在
香港ハンセン指数 16587.10(+246.69 +1.51%)
中国上海総合指数 2908.95(+9.90 +0.34%)
台湾加権指数 17867.00(+115.27 +0.65%)
韓国総合株価指数 2604.05(+1.46 +0.06%)
豪ASX200指数 7567.20(+65.65 +0.88%)
インドSENSEX30種 71718.06(+381.26 +0.53%)
アジア株は総じて上昇。
クリスマス連休明けの香港株は大幅反発。先週末、中国当局がオンラインゲームの規制を強化すると発表したことを受け香港株は連休を前に大幅下落して取引を終えた。投資家心理を一段と悪化させたことに危機感を持ったのか、規制強化発表の数日後に当局は規制の調整と改善を検討するとコメント。また、中国国内のオンラインゲーム105本を承認した。そのほか、中国本土のゲーム関連企業は株価急落を受け自社株買い計画を相次いで発表した。
規制強化スタンス緩和を受け連休明け香港市場ではゲーム関連を中心にハイテク株が買い戻されている。先週末に過去最大の下げを記録したネットイースは10%超高、同じく先週末に大幅下落したテンセントホールディングスも5.9%高と大幅反発。アリババやシャオミ、美団、レノボ、JDドットコムなど他のハイテク関連も総じて上昇している。
クリスマス連休明けの豪州株は0.88%高。きのうの米株上昇や原油高が材料視されており、素材関連を中心に幅広い銘柄が上昇している。
上海株はプラスに転じるも上値は重い。中国11月の工業企業利益は前年比+29.5%と2021年5月以来となる高い伸びを記録したにもかかわらず反応は限定的。これといって売られる材料もないが、買い戻す理由もない。投資家心理は冷え切っており株価は軟調なまま今年を終えるのか。
みんかぶ(FX)