27日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。20時時点では142.63円と17時時点(142.78円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。日銀の国債買い入れ方針公表を受け、一時142.40円台まで下落した。その後小戻すも、時間外の米10年債利回りが3.86%台まで低下幅を拡大したことを背景に再び142.40円台まで下押したが、同水準では下げ渋る動きとなった。
ユーロドルは小高い。20時時点では1.1056ドルと17時時点(1.1041ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下を背景としたドル売りの流れの中でじりじり値を上げると、8月10日以来となる1.1059ドルまで上値を広げた。
ユーロ円は方向感定まらず。20時時点では157.69円と17時時点(157.65円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下げに連れて17時過ぎに157.30円前後まで下押すも一時的となり、ユーロドルが強含んだ影響から157.60円台まで切り返すと、その後は157円台半ばでもみ合いとなり方向感を欠いた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.31円 - 142.85円
ユーロドル:1.1029ドル - 1.1059ドル
ユーロ円:157.15円 - 157.78円
トレーダーズ・ウェブ