アジア株 香港株は大幅続伸、上海株は1週間ぶり高値 中国市場に海外勢回帰 年明けの支援策を期待か
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 16902.89(+278.05 +1.67%)
中国上海総合指数 2947.01(+32.39 +1.11%)
台湾加権指数 17886.61(-4.89 -0.03%)
韓国総合株価指数 2638.43(+24.93 +0.95%)
豪ASX200指数 7604.30(+43.08 +0.57%)
インドSENSEX30種 72191.13(+152.70 +0.21%)
アジア株は軒並み上昇。
米早期利下げ期待や中国当局のゲーム規制緩和、中国工業企業利益の大幅増加などを好感した買いが続いている。また、年明けにも中国政府が大規模な景気支援策を講じるとの期待から海外勢が中国本土と香港市場に資金を投じているもよう。
香港株は大幅続伸、およそ2週間ぶり高値をつけている。中国当局が慌ててオンラインゲーム規制を緩和する姿勢を示したことが引き続き材料視されており、ネットイースやテンセントホールディングスなどゲーム関連が上昇。美団やJDドットコム、バイドゥ、レノボ、アリババなどのハイテク関連も総じて上昇している。自動車や保険、銀行、不動産、医療品、消費者サービス関連も軒並み上昇している。上海株も続伸、およそ1週間ぶり高値をつけている。ハイテクや生活必需品、不動産、素材など幅広い銘柄が上昇している。
ただ、中国の景気先行きに対する懸念はくすぶっている。年初にも当局が景気支援策を打ち出す可能性があるものの、その効果は一時的になるとの見方が濃厚。ゴールドマンサックスやモルガンスタンレー、UBSなど金融機関10社が来年も中国不動産市場は低迷すると見ている。中信証券や招商銀行国際など中国の金融機関ですら来年の不動産市場に対し悲観的になっている。
みんかぶ(FX)