(4日終値)
ドル・円相場:1ドル=144.63円(前営業日比△1.34円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.30円(△1.80円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0945ドル(△0.0023ドル)
ダウ工業株30種平均:37440.34ドル(△10.15ドル)
ナスダック総合株価指数:14510.30(▲81.91)
10年物米国債利回り:4.00%(△0.08%)
WTI原油先物2月限:1バレル=72.19ドル(▲0.51ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2050.0ドル(△7.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ、前年比)
▲20.2% ▲40.8%
12月ADP全米雇用報告 16.4万人 10.1万人・改
前週分の米新規失業保険申請件数 20.2万件 22.0万件・改
12月米サービス部門PMI改定値 51.4 51.3
12月米総合PMI改定値 50.9 51.0
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日続伸。12月ADP全米雇用報告や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。日銀の早期政策修正観測が後退する中、全般円売りも継続し、24時前に一時144.85円と日通し高値を更新した。市場では「能登半島地震を受けて、日銀が1月にマイナス金利解除に動く可能性が一段と後退している」との声が聞かれた。
・ユーロドルは5日ぶりに反発。独・ユーロ圏の12月サービス部門PMI改定値が予想を上回ったことを受けて、欧州時間に一時1.0972ドルと日通し高値を付けた影響が残った。
ただ、NY市場に限れば伸び悩む展開となった。良好な米雇用関連指標が相次いだことで米長期金利が上昇すると、ユーロ売り・ドル買いがじわりと強まった。22時30分過ぎには一時1.0933ドル付近まで下押しする場面もあった。
・ユーロ円は続伸。独・ユーロ圏の経済指標が予想を上回ったことで円売り・ユーロ買いが進行。日銀の早期政策修正観測が後退する中、円を売る動きも継続し、24時過ぎに一時158.59円と日通し高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小反発。前日の下落に対する反動で買い戻しが先行し一時280ドル超上昇したものの、買い一巡後は徐々に弱含んだ。良好な米雇用関連指標が相次いだことで米長期金利が上昇すると、株式の相対的な割高感が意識され、売りが広がった。アップルの下落が続いていることも投資家心理を冷やした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日続落。
・米国債券相場で長期ゾーンは反落。12月ADP全米雇用報告や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となったことを受けて、債券売りが広がった。
・原油先物相場は反落。紅海での船舶攻撃など中東情勢の悪化を嫌気し、原油先物価格は強含む場面もあった。しかしながら、米エネルギー省(EIA)の週間石油在庫では、ガソリンと中間留分がそれぞれ2022年1月以来の高水準を記録したことで、徐々に上げ幅を削り小幅に反落して引けた。
・金先物相場は反発。欧米株は反発しているものの、紅海での治安悪化が中東情勢を更に混迷化させるとの懸念があり、安全資産とされる金先物は買いが優勢になり反発して引けた。また、昨日の下げ幅が大きかったことで、利食いの買いも出ていたとの声もあった。
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