5日午後の東京外国為替市場でドル円は上げ幅を拡大した。17時時点では145.07円と15時時点(144.72円)と比べて35銭程度のドル高水準だった。米長期金利が再び上昇基調を強めるとドル買いが活発化。先月13日以来の145円台乗せに成功すると、目立った押しもないまま145.37円まで上昇した。その後、時間外の米10年債利回りが4.021%付近で上昇が一服すると、ドル円も持ち高調整の売りに押されて144.90円台まで上値を切り下げている。
ユーロドルは上値が重い。17時時点では1.0923ドルと15時時点(1.0937ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。米金利上昇でドル買い圧力が強まり、17時過ぎには1.0920ドルまでユーロ安ドル高に振れた。11月独小売売上高が前月比・前年比ともに弱かったこともユーロの重しとなったようだ。
ユーロ円は上げ幅縮小。17時時点では158.48円と15時時点(158.28円)と比べて20銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が145円台で上げ足を速めると、つれて158.83円まで日通し高値を更新した。その後ドル円の上値切り下げに引きずられ、また地合い弱いユーロドルの影響も受けて、17時過ぎには158.30円台まで本日の上げ幅を縮めた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.56円 - 145.37円
ユーロドル:1.0920ドル - 1.0956ドル
ユーロ円:158.21円 - 158.83円
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