【本日の見通し】ドル円は方向性探る展開続く
昨日の海外市場でドル円は一時143円60銭台までドル安円高となる場面が見られた。目立ったドル売り材料はなく、市場の早期利下げ期待などが重石となった形。もっともドル売りが続かず、その後144円台前半にしっかり戻してきている。
11日木曜日発表の米消費者物価指数をにらむ展開。市場予想では物価鈍化がそれほど進んでいない。3月の米利下げ期待が後退するようだと、いったんドル買いになる可能性があるだけに、ドル売りが続かない展開。もっとも利下げ期待は現状で根強いドルの上値を抑えている。
143円台半ばから144円台後半にかけてのレンジを中心に方向性を探る展開が見込まれる。
ユーロドルは1.09台での推移。1.10超えでのユーロ買いに慎重姿勢がみられるものの、下値もしっかりしている。
ユーロ円は158円ちょうどを挟んでの推移。先週末159円トライの動きも、その後は少し調整。もっとも157円台後半では買いが出るなど、少ししっかりした動きとなっている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
みんかぶ(FX)