アジア株 上海株は22年4月以来の安値、資産運用会社破綻に自動車メーカー副会長拘束
東京時間11:07現在
香港ハンセン指数 16271.30(+46.85 +0.29%)
中国上海総合指数 2886.39(-1.59 -0.06%)
台湾加権指数 17615.51(+42.85 +0.24%)
韓国総合株価指数 2575.14(+7.32 +0.29%)
豪ASX200指数 7526.50(+74.95 +1.01%)
アジア株は上海を除いて上昇、米インフレ期待の低下を受け米早期利下げ期待が再び高まっている。NY連銀調査の1年先インフレ期待(12月)はおよそ3年ぶりの水準にまで低下した。
上海株は小幅続落し、22年4月以来の安値をつけている。香港株は反発して始まるも上値の重い展開。米株高や中国の金融緩和観測が高まっているものの、中国市場に対する投資家心理は改善していない。
中国の資産運用大手の中植企業集団が破綻を申請したほか、中国不動産開発大手の恒大集団傘下の電気自動車(EV)メーカー恒大新能源汽車集団の副会長が拘束され調査を受けているとの報道が伝わっている。
香港市場ではハイテクや消費者サービス、医療品関連が上昇している一方で、中国海洋石油や中国石油天然気などエネルギー関連が総じて下落。華潤置地など不動産株の一角も下落している。
上海市場では保利置業集団や雲南城投置業、上海陸家嘴金融貿易区開発など不動産株が総じて下落しているほか、エネルギー関連や公益、生活必需品の一角も下落している。一方、ハイテクや消費者サービス、資本財関連は上昇している。
豪州株は1.01%高。
豪州の昨年11月の小売売上高は+2.0%と予想を大きく上回る結果となり、21年11月以来の高水準となった。例年よりもブラックフライデーの開始時期を早めたことからプロモーション実施期間が長くなったことが影響した。小売売上高の予想以上の増加は2月の豪中銀会合での金利決定に大きく影響すると思われる。ただ、2月までに月次ベースと第4四半期の消費者物価指数が発表されるほか、もう1回の小売売上高の発表が控えているため、現時点では追加利上げが必要になるかは予測できず。
みんかぶ(FX)