9日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩む。20時時点では144.06円と17時時点(144.06円)とほぼ同水準だった。時間外の米長期金利の上昇も支えに17時過ぎには144.32円まで高値を更新したが、欧米株価指数のさえない動きも重しに伸び悩んだ。ただ、売り戻しは143.70円台にとどめ、その後は144円を挟んで上下し、方向感は限られた。
ユーロドルは小幅安。20時時点では1.0935ドルと17時時点(1.0956ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。時間外の米10年債利回りがプラスに転じ、4.05%手前まで上げ幅を拡大した動きも重しに1.0933ドルまでじり安となった。センテノ・ポルトガル中銀総裁の「緩和の時期が近づいている」「12月のインフレデータはよいニュースだった」などの発言が伝わった。
ユーロ円は上値が重い。20時時点では157.53円と17時時点(157.84円)と比べて31銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇が一服すると、株安も重しに一時157.30円台まで売り戻され、その後は157円半ばで動きが鈍っている。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.42円 - 144.32円
ユーロドル:1.0933ドル - 1.0966ドル
ユーロ円:157.23円 - 158.01円
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