【本日の見通し】ドル高優勢も、米CPIにらむ展開
今晩の米CPIを前に昨日の海外市場でドル高が進んだ。ドル円は145円80銭台まで一時上値を伸ばし、高値圏で東京朝を迎えている。
米CPIは前回大きく低下したエネルギー価格が前年比プラスもしくは小幅マイナスになると見られており、伸びが強まるとみられる要因となっている。
ただ、この動きは比較対象元となる2022年の数字が11月から12月にかけて大きく崩れたことによる見かけ上のものだけに、CPIの発表後も動きが続くかは微妙で、発表までは比較的しっかりの動きも、その後の動きは相当に不安定になりそう。
総合の伸びが予想を上回ったり、コアが予想に反して鈍化しなかった場合はドル買いが加速。総合がエネルギー価格以外の鈍化で横ばいもしくは鈍化を見せると一気のドル売りと、上下ともに大きな動きが期待されるところ。
発表までは動きにくいが、ややドル高が優勢か。146円を試す動きになる可能性がある。
MINKABU PRESS 山岡和雅
みんかぶ(FX)