【今週の注目材料】米大統領選候補者予備選スタート 波乱要素は少ないか
15日のアイオワ州共和党党員集会で米国の大統領選の候補者を決定する予備選挙がスタートします。
事前の調査(大学/調査機関などの平均値)ではトランプ前大統領の支持率が53.6%と、2位のニッキー・ヘイリー元国連大使の17.2%の3倍以上と、圧倒的なリードとなっており、波乱要素はほぼありません。3位がロン・デサンティス・フロリダ州知事の15.2%、他の候補はさらに大きく差が開きます。
全米での支持率ではトランプ氏と他候補の差がさらに開き、トランプ前大統領が61.1%、ヘイリー氏11.3%、デサンティス氏10.9%(その他は5%以下)となっており、3月5日のスーパーチューズデー前にも情勢がほぼ確定しそうな勢いです。
民主党は党員集会での候補者決定に反対しているほか、アイオワ州、ニューハンプシャー州が序盤で候補を決めるというこれまでの状況に反対しており、アイオワ州は郵送投票で3月に候補者を決定する方式に変更しています。ニューハンプシャー州は1月23日に予備選を行いますが、バイデン氏は参加しません。事実上の予備選スタートは2月3日のサウスカロライナ州での予備選挙となります。もっとも、いずれにせよバイデン大統領に対抗する有力候補がいません。バイデン大統領が再選に挑むことがほぼ確定的になっています。
米大統領選は11月ですが、いつも通りであればアイオワ州の党員集会前後から選挙ムードが高まってきます。候補者がだれになるかで今後の情勢が変わるということもあり、相場にも影響を与えることがあります。ただ、今回の選挙に関しては、共和党のトランプ前大統領、民主党のバイデン大統領による大統領選がほぼ確定的となっており、秋まで選挙ムードが高まらない可能性があります。両党候補による討論会(大統領選討論委員会が定める3回の討論会の一回目)が開かれる9月16日前後まで為替市場への影響は限定的となりそうです。
MINKABU PRESS 山岡和雅
みんかぶ(FX)