東京市場は小動きか。先週末の米国株はまちまち。ダウ平均が下落し、S&P500とナスダックが上昇した。ダウ平均は118ドル安の37592ドルで取引を終えた。12月の生産者物価指数(PPI)が市場予想を下回り、インフレ沈静化への期待から高く始まった。ただ、ユナイテッドヘルスや金融機関の一角が決算を受けて強めに売られたことから失速。S&P500とナスダックは下げに転じた後は底堅く推移し、終値ではプラスを確保した。ドル円は足元144円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて65円安の35545円、ドル建てが10円安の35600円で取引を終えた。
米国株がまちまちかつ、3指数の中で最も値動きが大きかったダウ平均でも0.3%安にとどまっており、日本株は方向感が出づらいと予想する。ダウ平均の下落は重荷となるが、弱いPPIを受けて米長期金利は低下している。金融株は敬遠されそうな一方、ハイテクグロース株には買える要素もある。本日の米国はキング牧師誕生記念日で休場。やや手がけづらさもある中、場中は短期的な過熱感を冷ます売りと先高期待の買いが交錯し、現状近辺で一進一退が続くだろう。日経平均の予想レンジは35400円-35700円。
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