NYタイムは、米景況に関する重要な先行指標の1つである1月米ニューヨーク連銀製造業景気指数(予市場想:-5.0、前月12月:-14.5)が発表となる。キング牧師誕生日の休場明けのNY市場で、景況指標の強弱を受けた米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ確率の変化への米金利やドル相場の反応を注視することになる。
現時点で今月末30-31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の0.25%利下げ確率は5%弱で、足もとの景況指標の強弱を受けた同会合の見通しの微妙な変化が相場に与える影響は限定的だろう。3月19-20日FOMCの利下げ確率(現在66%付近)の動きをにらんで相場が上下することになるとみる。
ただ、前回12月分が、11月の+9.1から市場予想の+2.0以上となる-14.5まで大幅に悪化した際の米金利や為替の反応は鈍かった。むしろNY連銀のウィリアムズ総裁による3月利下げへの否定的な見解を受けた米金利上昇・ドル買いが目立った。
本日もニューヨーク連銀製造業景気指数の結果とともに、そのあと午前1時からのウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事講演などの内容にも注意が必要となる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、147.43円前後で上昇を抑えそうな90日移動平均線付近。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、東京タイム安値145.59円。
トレーダーズ・ウェブ