【本日の見通し】ドル高基調継続、市場は3月据え置き見通しを強める
海外市場でドル円は148円52銭まで上昇。米小売売上高が前月比+0.6%と予想を超える伸びとなり、米景気の底堅さが意識される展開となった。
米国の3月利下げ期待が後退しており、ドル買いにつながった。
ドル円は150円を意識する展開。これまでのレンジが切り上がったと見られる。もう少しドル高進行の余地があるが、今日はそれほど目立った材料がなく、いったん調整が入る可能性がある。
ユーロドルがドル高局面で一時1.0850割れを付けたが、その後1.0880台に戻している。1.09を割り込んでユーロ安の流れが目立っているが、ユーロ売りにも慎重姿勢が見られる。
ユーロ円はドル円の上昇もあり161円台に上昇。161円30銭まで一時上値を伸ばした。ユーロドルが下げ渋っていることもあり、しっかりの展開が今日も続くと見られる。
昨日の12月英物価統計で消費者物価指数が予想に反して11月から伸びが強まり+4.0%となったポンドは、1.2600割れから1.2700に迫った。ドル高の流れに1.2630台まで下げたが、その後1.26台後半を付けており、やや堅調地合い。英国の早期利下げ期待が後退しており、買いが入りやすい地合いとなっている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
みんかぶ(FX)