ドル円は148円ちょうど付近で揉み合い 中国株大幅下落の影響は見られず 中国懸念よりも米金利動向を注視
ドル円は148円ちょうど付近で揉み合いとなっている。米早期利下げ観測後退と日銀マイナス金利継続との見方からドル買い・円売りは続き、ドル円は150円を目指す可能性もある。米国の3月利下げ観測はやや後退し、日銀は4月にマイナス金利を解除するとの見方が強い。
きょうも中国株は大幅下落し、2020年4月以来の安値に沈んでいる。中国市場から投資家が撤退しており、ETFを通じて日本株に資金が殺到している。中国首相は今年も大規模な景気支援策はないと発言しており、中国の景気減速懸念は一段と高まっている。
ただ、為替相場への影響は特に見られない。ドル円はもちろん、豪ドルも対ドル、対円で下落していない。通常ならば中国売りなら豪ドルも一緒に下落することが多い。時間外で原油価格は堅調。米株先物は軟調だが、中国懸念というよりも米金利上昇を警戒しているもよう。アジア株式市場では中国以外は堅調だ。韓国や台湾は上昇。香港株も0.6%高と買い戻されている。
みんかぶ(FX)