先週末の水準を軸に上下動、米債利回りも方向性みえず ドル円148円付近=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、先週末NY終値付近での推移。米10年債利回りが4.10%台から4.13%台で方向感なく上下動する動きに、ドル相場も上下に揺れ動いている。ドル円は147.74付近から148.33付近までのレンジ。ロンドン序盤には買いが先行も、その後は上値を抑えらえて 148円付近に落ち着いている。ユーロドルは1.0885から1.0909までのレンジ。ロンドン時間は上値を抑えられているが、下押しも限定的。ポンドドルは1.2687から1.2725までの上下動。欧州株は先週末NY株式上昇を受けて、堅調にスタート。ただ、足元ではプラス圏で揉み合っている。週明けは目立った経済統計発表の予定はみられず。主要中銀当局者は金融政策会合を控えてブラックアウト期間で発言を手控えている。また、明日の日銀決定会合ではマイナス金利解除は見送られることが市場コンセンサスとなっており、特段の思惑・観測報道も流れてこない。ユーロ円は161円台前半、ポンド円は188円台前半を中心とした揉み合いが続いている。
ドル円は148円付近での取引。東京早朝の148.33近辺を高値に、昼にかけては147.74近辺まで下落。その後は買い戻されて、ロンドン序盤に148.30付近に上昇。足元では148円ちょうど付近と方向性に欠けている。米債利回りの小幅の振幅に敏感に反応もレンジ相場の域を出ず。
ユーロドルは1.08台後半での取引。1.0880台から1.0910付近までのレンジで振幅。ロンドン時間には上値重く推移している。ユーロ円は161.10付近から161.50台までの振幅。足元ではユーロドルとともに上値重く推移。対ポンドでは上下動も、ややユーロ売りに押されている。
ポンドドルは1.27付近での取引。1.2680台から1.2720台での上下動で、足元ではレンジ半ばに戻している。ポンド円は東京市場で187.80付近から188.40付近で下に往って来いとなったあとは、レンジ内での推移にとどまっている。ユーロポンドは0.8565-90レベルでの揉み合い。ややポンド買いが優勢になっている。この日は英欧ともに目立った経済指標発表はみられず、材料難。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
みんかぶ(FX)