東京市場は堅調か。先週末の米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は60ドル高の38109ドルで取引を終えた。12月個人消費支出(PCE)価格指数が予想を下回り、インフレ鎮静化への期待が高まったこと、決算を受けてアメリカン・エキスプレスが大幅高となったことなどが、ダウ平均の上昇に貢献した。一方、インテルが決算を材料に11.9%安と急落したことが響き、ナスダックとS&P500は下落した。ドル円は足元148円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて235円高の35915円、ドル建てが265円高の35945円で取引を終えた。
インテルが大きく下げるであろうことは、時間外の反応で東京市場では先んじて織り込んでいる。そのため、ダウ平均がプラスで終えたことを好感する流れになると予想する。先週金曜の日経平均は485円安(35751円)と大きく下落しており、リバウンドでも相応に値幅は出ると思われる。ただし、36000円より上では戻り売りが出てきやすい。高く始まった後は強弱感が交錯し、36000円近辺での一進一退が続くだろう。日経平均の予想レンジは35800円-36200円。
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