【本日の見通し】今日、明日の米FOMCや、今晩の米JOLTSなど意識
今日、明日と米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。現状維持見込みで注目は声明と議長会見。今後の利下げに向けた何らかの示唆が出てくるようだとドル売り、何もなく従来姿勢を踏襲だとドル買いと、結果次第の面があり、やや動きにくい。
今日の注目材料としては12月の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数、前回から若干減少程度の見通しとなっているが、大きく落ち込むようだと早期利下げ期待が広がる形でドル売りが強まる。米企業の景況感自体は悪くないと見られるため、予想を超えての増加の可能性も。その場合はドル高につながる。
これらのイベントを意識し、東京からロンドン市場にかけてはやややりにくさがある。昨日のドル売りの意識もあり、上値が重くなる可能性が高いが、積極的な下押しが出るかは難しいところ。147円台を中心としたレンジ取引となりそう。
ユーロドルは一時1.0800を割り込む動きを見せたが、その後戻してきた。上値の重さが継続も、FOMCを前に突っ込んだユーロ売りにも警戒感がある。再び1.08を割り込むような動きになるかどうかが注目される。
MINKABU PRESS 山岡和雅
みんかぶ(FX)