東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックは下落した。ダウ平均は133ドル高の38467ドルで取引を終えた。FOMCの結果発表を前に様子見姿勢が強く、S&P500はほぼ横ばい。金融株が買われたことがダウ平均のプラスに貢献した一方、ハイテクグロース株が弱く、ナスダックは軟調に推移した。ドル円は足元147円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて70円安の35930円、ドル建てが40円安の35960円で取引を終えた。
米国株は方向感に欠けたが、引け後に決算を発表したマイクロソフト、アルファベット、AMDがいずれも時間外で下落しており、これを先んじて消化する日本株にはネガティブな影響が及ぶと予想する。特にアルファベットやAMDの下げの度合いが大きくなっている。そもそもナスダックが下げていることから、ハイテク株にかなり厳しい流れとなるだろう。本日のFOMCの結果を確認するまでは押し目買いも入れづらい。ハイテク株の下げがリスク回避ムードを強める格好となり、下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは35600円-36100円。
トレーダーズ・ウェブ