31日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。17時時点では147.65円と15時時点(147.71円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。日経平均が小高く引けたこともあり、16時頃には147.90円まで日通し高値を更新した。しかしながら、欧州債利回りの低下に連れて米10年債利回りも3.98%台まで低下すると、ドル円も上値が重くなり、147.59円前後まで押し戻された。
ユーロドルは弱含み。17時時点では1.0816ドルと15時時点(1.0820ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。フランスの1月消費者物価指数(CPI)と12月卸売物価指数(PPI)が市場予想を大幅に下回る結果となり、欧州中央銀行(ECB)の早期利下げの思惑が強まった。仏経済指標発表後に欧州債利回りが急低下すると、ユーロドルは1.0806ドルまで弱含んだ。
ユーロ円も弱含み。17時時点では159.71円と15時時点(159.83円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが下値を探りに行くと、ユーロ円も159.56円まで弱含んだ。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.19円 - 147.90円
ユーロドル:1.0806ドル - 1.0848ドル
ユーロ円:159.56円 - 160.10円
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