東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は369ドル高の38519ドルで取引を終えた。労働関連の指標が低調となったことで、10年債利回りが3.8%台まで低下。株式の買い安心感が高まり、3指数とも終盤にかけて騰勢を強めた。ドル円は足元146円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて200円高の36120円、ドル建てが230円高の36150円で取引を終えた。なお、引け後に決算を発表した銘柄では、時間外でアマゾンやメタ・プラットフォームズが大幅高となっている一方、アップルが小幅に下落している。
ダウ平均は前日の下げ分(317ドル安)を埋める大幅高となった。主力グロース株の時間外の反応も悪くはなく、日本株は米国株の上昇を好感する流れになると予想する。ただ、本日の米国では1月の雇用統計が発表される。米長期金利が低下基調を強めてきたことで円高に注意を払う必要が出てきており、その分、注目指標の発表を前にしては身構える動きも出てくると考える。CME225先物に寄せて強めに始まった後は、高い水準をキープしながらも様子見姿勢の強い動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは36000円-36300円。
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