8日午後の東京外国為替市場でドル円は上げ幅拡大。17時時点では148.73円と15時時点(148.57円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。内田日銀副総裁の発言以来続く円安の流れが継続し、一時148.81円まで上げ幅を拡大した。本邦長期金利が低下した一方で、米10年債利回りが4.11%台まで一時上昇するなど、日米金利差が拡大していることもドル円の買いを促した。
ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.0780ドルと15時時点(1.0782ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。欧州債券市場で利回りが上昇して始まると1.0789ドルまで上値を伸ばす場面もあったが、積極的に上攻めをするようなニュースもなく1.07ドル後半でもみ合い。
ユーロ円は堅調。17時時点では160.33円と15時時点(160.21円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。独10年債利回りが2.33%台まで上昇するなど欧州金利が上昇して始まったことで、日欧金利差の乖離がユーロ円の支えとなり160.48円まで買われ、堅調な動きを見せた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.93円 - 148.81円
ユーロドル:1.0770ドル - 1.0789ドル
ユーロ円:159.47円 - 160.48円
トレーダーズ・ウェブ