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ユーロ相場が軟調、早期利下げ観測で ドル円は一時149円付近に=ロンドン為替概況

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2024-02

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2024-02-12
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ユーロ相場が軟調、早期利下げ観測で ドル円は一時149円付近に=ロンドン為替概況

ユーロ相場が軟調、早期利下げ観測で ドル円は一時149円付近に=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ユーロ相場が軟調。朝方は米債利回り低下に反応してドル売りが先行。ユーロドルは1.0806近辺まで一時買われた。しかし、買いは続かず反落し、1.0770割れ水準へと下押しされている。ユーロは対円や対ポンドでも安く、ユーロ円は161.10付近を高値に160.50付近へと軟化。ユーロポンドは0.8540台から0.8530付近に一時下落。先週末にパネッタ伊中銀総裁が、利下げ時期が「間近に迫っている」と発言。さらにデコス・スペイン中銀総裁は「利下げ開始時期の決定、3月ECBインフレ・GDP見通しが極めて重要に」と述べるなど、早期利下げ開始を想起させる発言報道が相次いだ。ポンドドルは1.2655近辺まで買われたあとは、1.2610台へと反落。ドル円はアジア早朝の149.32近辺を高値に、ロンドン朝方に148.99近辺まで一時下落。その後は149円台前半で売買が交錯。米10年債利回りは4.15%台割れまで低下も、その後は4.18%台まで反発、その後はレンジ半ばに戻している。今日は目立った指標発表予定はなく、持続的な動きはみられず。明日の米消費者物価指数に市場の視線が集まっているようだ。

 ドル円は149円台前半での取引。週明けアジア早朝につけた149.32近辺を高値に、その後は上値重く推移している。ロンドン朝方には米債利回り低下とともに148.99近辺まで下押しされた。その後は、米債利回りの上下動に反応しているが149円台前半での振幅にとどまっている。値幅は狭く、明日の米消費者物価指数待ちのムードもあるようだ。

 ユーロドルは1.07台後半での取引。ロンドン朝方に1.0806近辺まで買われたあとは、売りに押されている。ロンドン序盤に1.0767近辺まで下落し、足元でも安値圏を離れていない。ユーロ円は161.10近辺を高値に、一時160.52近辺まで下押しされている。対ポンドでは売りが先行も、足元では一服。週末の伊中銀総裁の利下げ時期が「間近に迫っている」との発言がユーロ売りを誘った面が指摘される。

 ポンドドルは1.26台前半での取引。ロンドン朝方に1.2655近辺まで買われたあとは、1.2616近辺まで下げている。ポンド円は188.65近辺まで一時買われたが、その後は売りに押されて安値を188.06近辺に広げている。ユーロポンドは0.8545付近から0.8530付近へ下落も、足元では下げ一服。対ユーロではポンド買いがやや優勢。この日は目立った英経済統計発表はなかった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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