アジア株は上昇、連休明けの中国支援策を期待 中国春節消費は大幅に回復 香港株は3日続伸
東京時間11:02現在
香港ハンセン指数 16079.99(+135.36 +0.85%)
中国上海総合指数 2865.90(休場)
台湾加権指数 18681.84(+37.27 +0.20%)
韓国総合株価指数 2632.75(+18.95 +0.72%)
豪ASX200指数 7647.70(+41.98 +0.55%)
アジア株は軒並み上昇、連休明けの中国支援策への期待が広がっている。ただ、週末を前に調整売りも出ている。中国市場はきょうまで休場、19日に取引を再開する。
中国景気減速懸念は高まっているものの、中国当局が連休明けに何かしらの支援策を打ち出すのではないかとの期待感が広がっている。また、春節連休中の消費回復期待も高まっている。
中国フードデリバリー大手の美団は春節の1日あたりの平均消費規模が前年比で36%増、2019年比では155%増となったとのレポートを公表した。また、中国メディアによると、春節連休中の観光消費が2019年比で大幅に増加、国内宿泊予約は前年比70%以上も増加したほか、春節中の1日あたりの移動が初めて3億人を超えたと報じている。
政策期待が高まっているだけに、内容が「小粒」だった場合、中国株は再び急落する恐れがある。来週末23日には中国1月の新築住宅販売価格が発表される。旧正月4連休中の香港の民間不動産大手10社の販売は統計開始以降、初めて「ゼロ」だったこともあり、中国の春節中の不動産市場に対する期待感も薄い。
18日は中国中期貸出制度(MLF)の1年物金利が公表され、20日は事実上の政策金利である中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)が公表される。
香港株は3営業日続伸。中国春節の消費回復報告を受け、サンズチャイナやギャラクシーエンターテイメントなどカジノ関連が上昇しているほか、オンライン旅行代理店の携程旅行網や宝飾品販売最大手の周大福珠宝集団も上昇。レジャー向けアパレルの李寧、スポーツウエアの安踏体育用品なども上昇している。領展房地産投資信託基金や華潤置地、新鴻基地産発展、恒基兆業地産など不動産株の一角も買い戻されている。
みんかぶ(FX)