本日のNY時間は、北米両市場が休場(昨日は米国がプレジデンツデー、カナダがファミリーデー)明けとなるが、神経質な動きになると予想する。米国からの経済指標では、1月米景気先行指標総合指数が発表される。同指標では、大きなトレンドを作ることは難しいだろうが、先週は相次いで上振れた米国のインフレ指標(1月消費者物価指数=CPI、同月卸売物価指数=PPI、ミシガン大学インフレ期待)を後押しする強い結果になるか、もしくは景気の腰折れとなり、先週の米金利上昇・ドル高の調整色が優勢になるか、連休明けということもあり、通常以上に市場が過敏に反応するリスクがあるかもしれない。
ドル相場自体は、次の米国からの重要インフレ指標は、2月末に発表される1月個人消費支出(PCE)の結果を待たなくてはならないことで、大きく動くのは難しいだろう。しかし、本日はカナダの1月CPIが発表されることで、カナダドルの動きには警戒したい。特に、米国のインフレが高止まりとなっていることで、カナダのインフレが逆に予想を下振れるというネガティブサプライズには要警戒となりそうだ。ドルカナダドルは応当日が翌日となることで、トレードをするのは難しいが、ドルカナダドルの値動きが他通貨を動意づけるきっかけにもなる可能性がありそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円は、13日に付けた年初来高値150.89円。
ドルカナダドルも、13日に付けた年初来高値1.3586カナダドル。
・想定レンジ下限
ドル円は、15日安値149.57円。
ドルカナダドルは、日足一目均衡表・雲下限1.3397カナダドル。
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