アジア株 香港株は下げ急速に縮める、不動産過熱抑制策即時撤廃に一部住宅ローン規制緩和
東京時間14:03現在
香港ハンセン指数 16772.28(-18.52 -0.11%)
中国上海総合指数 2995.40(-20.08 -0.67%)
台湾加権指数 18854.41(休場)
韓国総合株価指数 2650.99(+25.94 +0.99%)
豪ASX200指数 7652.90(-10.11 -0.13%)
インドSENSEX30種 73189.88(+94.66 +0.13%)
アジア株はまちまち。
香港株は0.11%安。財政官の予算案に関する演説を前に警戒感が広がり一時1%超下落していたが、演説が始まると急速に下げを縮めた。
陳茂波財政官は不動産過熱抑制策を即時撤廃すると発表した。現在の経済状況ではこうした政策はもはや必要ないとして、一部住宅ローン規制を緩和することも決定。そのほか、今後3年間で大規模イベントへ1億香港ドルを投資し、花火とドローンのイベントを毎月開催すると発表したほか、たばこの税率引き上げも発表した。
ただ、今さら不動産規制を撤廃・緩和したところで住宅価格が上昇する可能性は低い。効果は一時的で経済全体を押し上げるには不十分だろう。経済を回復させるための特効薬にはならないとの厳しい声も聞かれる。
香港市場では新世界発展や新世界発展、新鴻基地産発展、恒隆地産など不動産株の一角が上昇している。たばこ税引き上げ発表を受け、SMOORE INTERNATIONALなどのタバコ関連は下落。一方、電子タバコ関連は上昇している。医療品や消費者サービス、ハイテク、素材、エネルギー関連は下落している。
上海株は反落、調整売りに押されている。今週末に発表される2月の製造業PMIおよび非製造業PMI、中小企業を対象とした財新製造業PMIの発表を前に警戒感が高まっている。中国当局による株取引制限強化も引き続き警戒されている。
みんかぶ(FX)