29日の東京外国為替市場でドル円は小安い。8時時点では150.64円とニューヨーク市場の終値(150.69円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。神田財務官が「為替相場を緊張感を持って監視している」「為替で行き過ぎた変動があれば対応する」などの見解を示すとやや売りで反応し、8時過ぎには150.55円まで弱含んだ。13日に付けた年初来高値150.89円に迫っていることもあり、高値警戒感も相場の重しとなっている。
ユーロ円も小安い。8時時点では163.24円とニューヨーク市場の終値(163.33円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。ドル円と同じく売りに押され、一時163.19円まで値を下げた。目先は月末を迎えた本邦勢の本格参入や日本株の取引開始を待つ状態だ。
ユーロドルは小動き。8時時点では1.0838ドルとニューヨーク市場の終値(1.0838ドル)とほぼ同水準だった。前日終値を挟んだ水準での小動きとなった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.55円 - 150.70円
ユーロドル:1.0835ドル - 1.0841ドル
ユーロ円:163.19円 - 163.33円
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