29日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋る。20時時点では150.10円と17時時点(149.67円)と比べて43銭程度のドル高水準だった。15日の安値149.57円が目先のサポートと意識されると17時過ぎにつけた149.61円を安値に下げ渋り、米長期金利の上昇も支えに150.10円近辺まで持ち直した。時間外の米10年債利回りは4.31%台まで上げ幅を拡大した。
ユーロドルはじり高。20時時点では1.0837ドルと17時時点(1.0828ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。下押しは1.0826ドルにとどまり200日移動平均線(本日 1.0829ドル)付近での底堅さを示すと、1.0854ドルまで上値を試す動きとなった。ただ、動意につながりそうな手がかりが乏しく、米長期金利の上げ幅拡大の動きも重しに伸び悩み、値動きは限られた。
ユーロ円は買い戻し。20時時点では162.66円と17時時点(162.07円)と比べて59銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルのじり高が支えとなるなか、ドル円の持ち直しにつられ162.70円台まで買い戻された。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.61円 - 150.70円
ユーロドル:1.0826ドル - 1.0854ドル
ユーロ円:162.05円 - 163.33円
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