アジア株 上海株は小動き 製造業PMIは予想ほど悪くなく 2月新築住宅販売大幅減少は春節のせいと“言い訳”
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 16625.42(+113.98 +0.69%)
中国上海総合指数 3017.81(+2.64 +0.09%)
台湾加権指数 18956.74(-10.03 -0.05%)
韓国総合株価指数 2642.36(休場)
豪ASX200指数 7738.90(+40.20 +0.52%)
インドSENSEX30種 73212.50(+712.20 +0.98%)
アジア株はまちまち。
上海株は小動き、好悪材料が入り交じり方向感が出づらい展開。
2月の中国製造業PMIは8日間の春節休みの影響で前月から低下したものの予想ほど悪くなかった。非製造業PMIと財新製造業PMIは前回から上昇した。一方、不動産大手100社の2月新築住宅販売額は前年比60%減となった、9カ月連続で減少。調査会社は、2月は春節の影響で減少したと“言い訳”。3月は反動で回復することを見込んでいる。ただ、消費者心理はまったく改善しておらず住宅販売不振は続くだろう。
中国共産党中央政治局が今年の経済目標達成を約束したことから、来週の全人代の政策期待が広がっている。支援策が小粒だった場合は失望感が広がるだろうが株価の下げは限定的だろう。株取引制限をさらに強化し、異常取引を監視するなど相場を支配し続ければいいだけのこと。そういう意味では中国株は底打ちした。
来週は全人代のほかに2月の消費者物価指数、生産者物価指数、財新非製造業PMI、貿易統計が発表される。
香港株は0.69%高。中国不動産懸念から続落して始まったが、その後プラス圏を回復。きのうナスダック最高値を好感し、美団やレノボ、JDドットコム、SMIC、バイドゥ、シャオミなどハイテク関連が総じて上昇している。医療品や自動車、素材、保険、消費者サービス関連も軒並み上昇。
みんかぶ(FX)