1日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩む。20時時点では150.35円と17時時点(150.49円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。東京タイムからの上昇の流れが継続し、18時前には150.69円まで高値を更新したが、時間外の米10年債利回りがマイナス圏に沈み、4.21%台まで低下幅を拡大した動きを眺めながら150.31円近辺まで押し戻された。
ユーロドルは上値が重い。20時時点では1.0810ドルと17時時点(1.0813ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。2月ユーロ圏HICP速報値の発表直後こそ買いで反応し、高値の1.0822ドルに面合わせしたが、買いは続かず一転1.0799ドルまで安値を更新した。2月ユーロ圏HICP速報値は前年比+2.6%、同コアは+3.1%と予想をやや上回るも1月から伸びが鈍化した。
ユーロ円は買いが一服。20時時点では162.54円と17時時点(162.72円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。ユーロ圏HICP発表直後に163.01円まで高値を更新したが、ユーロドルの重い動きやドル円の失速に押されて一時162.30円台まで上値を切り下げた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.96円 - 150.69円
ユーロドル:1.0799ドル - 1.0822ドル
ユーロ円:161.95円 - 163.01円
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