堅調に始まった米株先物の動向もあり、いったんは上昇して始まり、朝方130円30銭に迫る動きに。ユーロ円が136円台から137円30銭台まで上昇するなど、円売りの動きが優勢となった。
しかし米株先物が一転して値を落とし、上昇して始まった日経平均がマイナス圏に転じるなど、株安の動きが優勢になると、ドル円も129円60銭台まで値を落とす流れに。
もっとも下げが一巡すると買い戻しが入り、今後は130円20銭台を付けるなど、方向性が定まらない流れとなっている。ドル円は高値警戒感が根強いものの、米債利回りが2.93%前後の高い水準でもみ合っていることもあり、下がるとドル買いが出る
流れに。
ドル円以外でもドル買いの動きが目立っており、ユーロドルは1.0510台まで。前週木曜日に節目の1.05を割り込んだユーロドルは金曜日海外市場では1.0500台から1.0590台までの振幅を見せる展開に。朝方のドル高局面で1.0530台を付けた後、いったん1.0550台まで上昇の場面も、ドル買い基調が優勢で、1.0510台へ値を落としている。
ユーロ円は朝方のドル円の上昇に137円30銭台を付けた後、ドル円の下げと、ユーロドルでのユーロ売りに押されて136円70銭台まで。その後ドル円は値を戻したが、ユーロドルでのユーロ売りが続ていることもあり、137円ちょうど前後でのもみ合いと、少し上値の重い展開に。
MINKABU PRESS 山岡和雅