NZドルは朝から堅調、NZ利上げ継続を意識した買いが続いている。昼頃にロバートソンNZ副首相がブルームバーグTVのインタビューで、インフレ率を低下させるために中銀は金利を上げ続けているが、景気後退を回避させることは可能だと述べた。NZの輸出が持ちこたえているほか、観光業が回復し始めていると指摘、ニュージーランドは今でも非常に魅力的な国で、住むには最高の場所だと述べた。
NZ副首相の発言を受けNZドルは一段高となり、対ドル、対円で一時1.1%上昇し、きのうのNZ利上げ発表時につけた高値を上回った。NZドル円は2週間ぶり高値をつけている。
きのうのNZ中銀のタカ派姿勢を受け、NZ中銀は次回11月会合でも50bpの利上げに踏み切るとの見方が強い。8会合連続利上げでもNZのインフレ率は依然として高いことから、金利ピークは4.00%をはるかに超える可能性があるとマーケットは見ている。