NZ第3四半期の消費者物価指数は前年比+7.2%と約32年ぶり高水準を記録した前回の+7.3%から伸びがやや鈍化したものの、市場予想の+6.6%を大きく上回る結果となった。一部でインフレがピークに達すると予想されていたが、依然として歴史的高水準となったことで、11月会合でも50bpの利上げ実施の可能性がある。
NZ中銀は今月5日に政策金利を3.00から3.50%に引き上げた。利上げは8回連続で、50bpの引き上げは5回連続。オアNZ中銀総裁は、インフレ率は依然としてNZ中銀目標(1-3%の範囲内)を大きく上回っていることから、さらなる利上げの必要性を主張している。
CPIを受けNZドルは急伸。対ドルで0.566付近まで、対円では83.90円台から84.30円台まで上昇した。ただ、上げは一時的で往って来いとなっている。
消費者物価指数(2022年 第3四半期)
結果 2.2%
予想 1.5% 前回 1.7%(前期比)
結果 7.2%
予想 6.6% 前回 7.3%(前年比)