ドル円、午後もしっかりの展開続くが、上値トライも限定的=東京為替　ドル円は147円40銭台での推移。高値圏もみ合いに。午後に入っても堅調地合いが続くものの、上値トライの勢いは見られず。介入警戒感があること、週末を挟んでのポジション維持に慎重姿勢が見られることなどが、上値追いを手控える動きに。USDJPY　147.42

【新興国通貨】ドル人民元は海外市場で大きな振幅=中国人民元　昨日海外市場でドル人民元は、米消費者物価指数を受けた後のドル買いに一時7.22台を付ける動き。9月に7.25台を付け、人民銀などの元安対応に大きく値を落とした後の戻り高値を大きく更新した。その後は米株の急反発を受けたリスク警戒感後退によるドル売りが重石となり、ユーロドルなどでドル売りが進む中でドル人民元も軟調に。7.17ちょうど近くまで値を落として昨日海外市場の取引を終えた。今朝の中国市場はやや元安で7.18台での推移に。　対円ではドル円の上昇もありしっかりとなっていたが、中国市場朝の元売りにやや値を落としている。USDCNY　7.1870 　CNYJPY 20.501

中国人民銀行　人民元中心レート　1ドル＝7.1088元（前日比-0.0013）過去5営業日の推移22/10/13　　7.110122/10/12　　7.110322/10/11　　7.107522/10/10　　7.099222/09/30　　7.0998

テクニカルポイント　豪ドル/ドル、上昇トレンド終了し、次の段階に0.7152　ボリンジャーバンド　2σ上限（21日間）0.7098　エンベロープ1%上限（10日間）0.7028　10日移動平均0.7007　一目均衡表・転換線0.7003　21日移動平均0.6970　現値0.6958　エンベロープ1%下限（10日間）0.6938　一目均衡表・基準線0.6854　ボリンジャーバンド　2σ下限（21日間）0.6807　200日移動平均0.6767　一目均衡表・雲（上限）0.6678　100日移動平均0.6583　一目均衡表・雲（下限）　豪ドル/ドルは昨年末から続いた上昇トレンドが終了している。１０＋２１日線を明確に下抜けている。２１日線は０．７００３、１０日線は０．７０２８でレジスタンス水準となっている。現在の水準は０．６９３８の一目均衡表・基準線をやや上回っている。下値サポートは２００日線の０．６８０７となっている。ＲＳＩ（１４日）は５１．１と、中立状態を示している。まずは、１０＋２１日線のレジスタンスの強さが試されそうだ。上値を抑えられるようだと、下降トレンドへと移行する可能性がある。一方、両移動平均線を再び上回るようだと、保ち合い相場の様相を呈することとなろう。

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　0.85-1.06　　円コールオーバーユーロ円　　1.15-1.61　　円コールオーバーポンド円　　1.38-2.04　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。

　東京午前のドル円は１４７円前半で推移。１４７．４５円付近まで強含んだ後、１４７．０９円付近まで押し戻されたが、前日の高値圏を維持している。昨日の米消費者物価指数（ＣＰＩ）を手がかりに年内は０．７５％の米利上げが続くとの観測が高まっていることがドル円を支えている。　　ユーロ円は１４４．３２円付近、ポンド円は１６７．２２円付近、豪ドル円は９３．２９円付近まで強含み。来週以降の英金融市場の不透明感は強いが、推移は楽観的。MINKABU PRESS