ポンドに続いてユーロも買われる、対ドル一時０．９８６５レベル＝ロンドン為替　ポンドとともにユーロにも買いが入っている。ユーロドルは0.9865レベル、ユーロ円は142.83レベルに本日の高値を更新。ドル円は144.80付近で落ち着いた値動きとなっている。EUR/USD　0.9854　EUR/JPY　142.71　USD/JPY　144.80

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　1.57-1.90　　円コールオーバーユーロ円　　1.56-2.19　　円コールオーバーポンド円　　1.87-2.78　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。

ドル円144.70円台まで上昇、リスク選好ムード　ポンド円は一時164円台回復ドル円は144.75円まで上昇。前日の米株大幅高ときょうの日本株高を受け、リスク選好ムードが広がっている。ユーロ円は142.20円台まで上昇、ポンド円も一時164円台を回復した。米株価指数は時間外でも上昇しており、ダウ先物は130ドル超高。日本政府は先月22日に為替介入を実施したものの、その効果は10日間ほどだった。為替介入の効果は限定的だとマーケットに見透かされており、米指標次第で再びドル買いが強まれば、ドル円は145円台をあっさり回復し、先月22日の高値145.90円を超える可能性も。

ドル円理論価格　1ドル＝134.46円（前日比-3.56円）割高ゾーン：136.09より上現値：132.41割安ゾーン：132.83より下過去5営業日の理論価格2022/12/21　138.032022/12/20　135.112022/12/19　136.262022/12/16　135.822022/12/15　134.82（注）ドル円理論価格とは？Klugチームが独自に開発したシグナルです。金利差、リスク許容度など様々な要素を勘案し、コンピュータで自動的に計算しています。理論価格を上回れば割高、下回れば割安と判断します。行き過ぎた相場は振り子のように修正されるため、押し目買い、戻り売りのメドを探す上で参考になります。

ドル買い強まる、ドル円144.80円台まで上昇　再び145円台目指す展開ドル買いが強まっており、ドル円は144.82円まで上昇している。米10年債利回りは時間外で3.64%台。ユーロドルは0.9812まで、ポンドドルは1.1299まで軟化している。豪ドルは対ドルで0.35%安、NZドルは0.4%安。きょうの豪中銀理事会は政策金利を現行の2.35%から2.85%に引き上げる見通しで、次回11月会合からは利上げ幅を25bpに縮小することが見込まれている。

テクニカルポイント　豪ドル/ドル、上昇トレンドの形状が崩れる0.6888　200日移動平均0.6859　ボリンジャーバンド　2σ上限（21日間）0.6814　エンベロープ1%上限（10日間）0.6761　一目均衡表・転換線0.6746　10日移動平均0.6740　21日移動平均0.6739　一目均衡表・基準線0.6679　エンベロープ1%下限（10日間）0.6667　現値0.6662　100日移動平均0.6622　ボリンジャーバンド　2σ下限（21日間）0.6543　一目均衡表・雲（上限）0.6512　一目均衡表・雲（下限）　豪ドル/ドルは１１月以降の上昇トレンドの形状が崩れている。１０＋２１日線を明確に下回り、ＲＳＩ（１４日）は４７．７と中立水準の５０を下回っている。ただ、下降トレンドの判断は保留される。まずは、下値を探る段階になっている。一目均衡表の雲上限が０．６５４３に位置しており、サポート水準として注目される。