きょうのＮＹ為替市場、ドル円はＮＹ時間に入って下げ渋ったものの上値重い展開となった。きょうのドル円は荒い値動きとなった。本日は月末の取引で、これまでのドルロング・円ショートポジションの調整が強まり、ロンドン時間の早朝には１３２．５０円付近まで急落する場面が見られた。今週のＦＯＭＣや米ＧＤＰ速報値を経て、市場もＦＲＢの積極利上げの期待を一服させる中、これまで積み上げたポジションを巻き戻す動きを活発化させている。チャートは２１日線を下放れした形を強めており、テクニカル的な見切り売りも加速したものと思われる。　急ピッチな下げからＮＹ時間にかけては買い戻しも見られ、一時１３４円台半ばまで買い戻される場面が見られたが、米国債利回りも下げに転じる中で、再び上値が重くなっているようだ。　ただ一部からは、今週の下げは行き過ぎのように見え、ドル円の押し目買いを推奨する声も出ている。今後２週間で１３８円まで戻す可能性があるという。本日は第２四半期の米雇用コスト指数が発表になっていたが、第１四半期からは伸びが緩んだものの、予想以上の強い内容で、ＦＲＢの軸足が成長へシフトすることを期待するのは時期尚早である可能性を示唆しているとしている。米政策金利の誘導目標は３．５０％－３．７５％の水準まで上昇する可能性が十分にあり、ドル円の上値追いを今後もサポートするとしている。　なお、目先の下値サポートとしては１３２．５０円、１３２．２０円、１３１．５０円などが意識される。　ユーロドルは買い戻しの流れが続いた。しかし、上値が重い雰囲気に変化はなく、本日１．０１８０ドル近辺に来ている２１日線を上回り、１．０２ドル台に入ると戻り売り圧力も強まるようだ。　この日は第２四半期のユーロ圏ＧＤＰ速報値が発表され、前期比で０．７％と経済の堅調さが示された。しかし、今後の成長は弱くなるとの指摘も出ており、市場の不安感は根強...

ドル買い優勢、まもなく米ＰＣＥデフレータなどの発表＝ＮＹ為替　ＮＹ序盤にかけて、ドル買いが優勢になっている。ドル円は133.70台へと上昇。ユーロドルは1.02台割れ水準、ポンドドルは1.2130台へと下押しされている。このあと日本時間午後９時３０分に米ＰＣＥデフレータ、個人所得・支出などが発表される。USD/JPY　133.76　EUR/USD　1.0196　GBP/USD　1.2133

来週の主な予定　米雇用統計にISM製造業景気指数、タカ派セントルイス連銀総裁の講演、OPEC＋会合に豪英中銀政策金利1日（月）中国財新製造業PMI（7月）米ISM製造業景気指数（7月）クウェートのハイサム・ガイス氏がOPEC事務局長に就任2日（火）韓国消費者物価指数（7月）豪中銀政策金利英国10年債入札米自動車販売（7月）米求人件数（6月）シカゴ連銀総裁、講演セントルイス連銀総裁、講演米共和党全国委員会（RNC）夏季会合（5日まで）米中間選挙予備選（アリゾナ州、カンザス州、ミシガン州、ミズーリ州、ワシントン州）3日（水）NZ雇用統計（第2四半期）豪州小売売上高（第2四半期）ドイツ15年債入札スイス消費者物価指数（7月）トルコ消費者物価指数（7月）ユーロ圏小売売上高（6月）米ISM非製造業景気指数（7月）OPECプラス閣僚級会合4日（木）ECB経済報告英中銀政策金利、ベイリー英中銀総裁 記者会見テスラ年次株主総会クリーブランド連銀総裁、講演米中間選挙予備選（テネシー州）米保守政治行動会議（CPAC）（7日まで）、トランプ前米大統領講演の予定5日（金）日本景気動向指数（6月）カナダ雇用統計（7月）米雇用統計（7月）プーチン露大統領、エルドアン・トルコ大統領　会談7日（日）中国貿易統計（7月）※予定は変更することがあります

強いＰＣＥデフレータなどを受けて、９月ＦＯＭＣでの０．５０％利上げ観測が７割弱に低下＝ＮＹ為替　米ＰＣＥデフレータ、個人所得・支出などの強い結果を受けて、市場での９月ＦＯＭＣ利上げ観測がタカ派方向に動いている。発表前に８割程度あった０．５０％利上げ観測が６６％程度まで低下。０．７５％利上げ観測は２割程度から３４％へと上昇している。USD/JPY　133.96　EUR/USD　1.0185　GBP/USD　1.2122　

ドル買いの反応、米個人所得・支出とＰＣＥデフレータが予想上回る結果＝ＮＹ為替　６月の米個人所得は前月比＋０．６％、同支出は＋１．１％といずれも市場予想を上回った。ＰＣＥデフレータは前年比＋６．８％と市場予想と一致も、前回の＋６．３％から上昇。ＰＣＥコアデフレータは前月比＋０．６％、前年比＋４．８％と予想を上回る結果だった。為替市場では発表前からドル買いが優勢だったが、発表後もドル高水準を伸ばしている。ドル円は一時134.20付近まで上昇。ユーロドルは1.0175近辺、ポンドドルは1.2106近辺まで安値を広げた。米１０年債利回りは一時２．７２％付近に上昇。ただ、足元ではドル高の動きは一服している。USD/JPY　133.91　EUR/USD　1.0184　GBP/USD　1.2118

カナダドル買いに反応、ＧＤＰが予想を上回る結果で＝ＮＹ為替　５月のカナダＧＤＰは前月比変わらずと事前予想マイナス０．２％を上回った。前年比は＋５．６％と事前予想＋５．４％を上回った。この結果を受けてカナダドル買いの反応が広がっている。ドルカナダは1.2850付近から1.2830付近へと反落。カナダ円は104円ちょうど近辺から104.40近辺へと水準を上げてきている。USD/CAD　1.2833　CAD/JPY 104.38