日本時間午後４時に欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会のメンバーであるミュラー・エストニア中銀総裁がエストニア議会でインフレについて発言する。５月３１日に発表された５月のユーロ圏消費者物価指数速報値の総合は前年比８．１％上昇となり、総合の前年比の伸びが前月の７．５％上昇から加速し、統計開始以来の最高を更新した。こうしたことを受け、ミュラー・エストニア中銀総裁がインフレの上方リスクに強い警戒感を示すようであれば、ユーロが買われる可能性がある。　　また、日本時間午後９時半には４月の米貿易収支も発表される。大方の予想は８９５億ドルの赤字となっており、過去最大の赤字だった前月の１０９８億ドルの赤字から赤字幅が縮小するとみられている。　MINKABU PRESS

ドル円１３３円に迫る=東京為替　ドル円は１３２円９０銭台までと、１３３円に迫る動きを見せている。USDJPY　132.91

ポンドが軟調、ジョンソン英首相、与党議員の４割が不信任＝ロンドン為替　ロンドン朝方、ポンド売りが広がっている。昨日実施されたジョンソン英首相の信任投票では、与党保守党の下院議員の211人が信任に賛成、148人が反対となった。首相留任が決まったものの、与党議員の約４割が反対票を投じたことになる。　市場ではジョンソン英首相の留任が決まったことで新型コロナ規制下でのパーティー開催問題があく抜けすることを期待していたが、与党の６割の信任にとどまったことで政権弱体化が懸念されているもよう。　ポンドドルは1.25台を割り込み、安値を1.2431レベルに広げている。ポンド円は東京午後に付けた166.14レベルを高値に、足元では165.40付近へと反落。ユーロポンドは0.8540近辺から0.8580台まで買われた。GBP/USD　1.2442　GBP/USD　165.39　EUR/GBP　0.8576

ドル円一時１３３．００レベル、２００２年４月以来高値水準＝ロンドン為替　ドル円は一時133.00レベルまで上昇。２００２年４月以来の高値水準となった。USD/JPY　133.00

【北欧通貨】一時のクローナ買いは一服～スウェーデンクローナ　先々週から先週後半にかけてのクローナ買いの流れが一服。ドル買いの動きに加え、対ユーロなどでのクローナ売りも。ここに来て引き締め姿勢を強めるスウェーデン中銀。タカ派シフトが意識される中、７月９月の利上げが見込まれるECBと比べてフットワークが軽い分、大きな利上げを実施しやすいとの思惑が広がったこともクローナ買いに。もっとも先週末から週明けにかけてはクローナ買いが一服。直近１ユーロ=１０．４９クローナ前後での推移となっている。　USDSEK　19.491

豪ドル円９５円３０銭台、円安分は上昇も、豪ドル買いの分はほぼ解消=東京為替　まさかの０．５％利上げで一時急騰した豪ドル。対ドルでは上昇分を解消。対円ではドル円が１３３円に迫る動きを見せた分の円安進行で、発表前の９５円１０銭台の水準よりは高値圏である９５円４０銭前後での推移も、円安分であって豪ドル高分は解消という印象に。AUDJPY　95.40