１３日の東京外為市場でドル円は１２９．３６円付近まで反発の動きとなった。昨日の海外市場では１２７．５２円付近まで円買い・ドル売りが優勢となったものの、上昇基調にあるドル円の調整安は一時的。積極的な金融引き締めを開始している米国に対して、他の主要国の中銀は積極性で劣り、出口の見当たらない日銀は緩和的な金融政策を維持する方針であることからドル高の流れが根強い。　主要な米株価指数が下値探りとなっていることが示すように景気見通しが悪化しているが、リスク回避の円買いが復活することはないと見られていることもドル円の支え。賃金の伸びが停滞している日本経済がインフレ高進でさらに弱体化するとみられており、円高は勢いを帯びない。　ドル円の戻りに連動し、ユーロ円は１３４．３０円付近、ポンド円は１５７．９４円付近、豪ドル円は８９．１０円付近まで切り返した。今週の下げがやや調整されている。ただ、ドルに対して欧州通貨安・オセアニア通貨安が続いており、クロス円の戻りは限定的。MINKABU PRESS

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　0.70-1.12　　円コールオーバーユーロ円　　2.08-2.50　　円コールオーバーポンド円　　1.95-2.44　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　0.70-1.12　　円コールオーバーユーロ円　　2.08-2.50　　円コールオーバーポンド円　　1.95-2.44　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。

テクニカルポイント　ドルカナダ、上昇トレンドが継続1.3118　ボリンジャーバンド　2σ上限（21日間）1.3055　エンベロープ1%上限（10日間）1.3005　現値1.2926　10日移動平均1.2896　一目均衡表・転換線1.2806　21日移動平均1.2797　エンベロープ1%下限（10日間）1.2768　一目均衡表・基準線1.2689　100日移動平均1.2652　200日移動平均1.2652　一目均衡表・雲（上限）1.2582　一目均衡表・雲（下限）1.2494　ボリンジャーバンド　2σ下限（21日間）　ドルカナダは５月第２週から再び上昇トレンドが再開している。サポート水準となる１０日線は１．２９２６レベルに上昇。ＲＳＩ（１４日）は６５．２と、買いバイアスが優勢。買われ過ぎ領域７０を下回る水準にとどまっている。目先の上値メドは昨日の高値１．３０７７レベル、続いて心理的水準１．３１００に。

テクニカルポイント　ドルカナダ、上昇トレンドが継続1.3118　ボリンジャーバンド　2σ上限（21日間）1.3055　エンベロープ1%上限（10日間）1.3005　現値1.2926　10日移動平均1.2896　一目均衡表・転換線1.2806　21日移動平均1.2797　エンベロープ1%下限（10日間）1.2768　一目均衡表・基準線1.2689　100日移動平均1.2652　200日移動平均1.2652　一目均衡表・雲（上限）1.2582　一目均衡表・雲（下限）1.2494　ボリンジャーバンド　2σ下限（21日間）　ドルカナダは５月第２週から再び上昇トレンドが再開している。サポート水準となる１０日線は１．２９２６レベルに上昇。ＲＳＩ（１４日）は６５．２と、買いバイアスが優勢。買われ過ぎ領域７０を下回る水準にとどまっている。目先の上値メドは昨日の高値１．３０７７レベル、続いて心理的水準１．３１００に。

　日本時間１４日午前１時にメスター米クリーブランド地区連銀総裁が討論会に参加する。メスター総裁は今週、０．７５％の利上げを排除しない姿勢を示していた。メスター総裁が今回の討論会でもインフレの動向次第では０．７５％の大幅利上げもあり得ることを示唆するようであれば、ドルが買われる可能性がある。　　また、同１３日午後１１時には５月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値の発表も予定されている。大方の予想は６４．０となっており、前月の６５．２を下回り、２カ月ぶりに低下するとみられている。　MINKABU PRESS